大衆演劇用語辞典 か行

大衆演劇用語辞典 か行

大衆演劇で使われる用語を紹介し解説しています。

初心者の方はざっと見ておくと分かりやすく楽しめると思います。

大衆演劇用語の解説

か行

開帳場(かいちょうば)
坂道や山道などに代表される、床が斜面になっているセット、舞台上に設置された傾斜を、総じて「開帳場」と呼びます。
また、舞台全体が客席側に向かって低くなっている斜面の場合、「八百屋飾り」となります。
書割(かきわり)
大道具の一つで建物・風景などを描いた背景のことです。
楽屋(がくや)
出演者が準備・休息をする支度部屋のことです。
役者さんたちは化粧をしたり衣装を身につけたりする他、食事やくつろいでいることも。
劇団員全員が一日のほとんどを舞台と楽屋で過ごします。
陰腹(かげばら)
切腹したのを隠して現れ、苦痛をこらえながら心中をあかす演技や場面。
あえて不義理を為(な)すとき、自らへのけじめに行います。
駕籠舁(かごかき)
駕籠(かご)は、人を乗せて人力で運ぶ乗り物のことで、それを担ぐ人夫、及び職業です。
貸元(かしもと)
やくざの親分のこと。
元は金を融通する賭場の親分を指していましたが、ばくち打ちの親分からやくざの親分となりました。
仇役(かたきやく)
主人公と敵対する悪役のことです。敵役とも書きます。
貨幣(かへい)
劇中の貨幣は時代背景によって種類が異なります。
江戸時代、小判大判の単位は、16朱=4分=1両。
一文(もん)=江戸時代の通貨の最小単位。
一朱(しゅ)=二百五十文。
一分(ぶ)=四朱=千文。
一両(りょう)=四分=十六朱=四千文。
「1両盗れば島送り、5両盗れば打ち首」という文句があります。
上手(かみて)
客席から舞台に向かって右手のこと。東側ともいいます。
基本的に、芝居中のかけ合いでは、立場や身分が上の役が上手で演ずることになっています。
貫(かん)
重さの単位、もしくはお金を数える単位です。
看板役者(かんばんやくしゃ)
劇団の看板的存在の役者のことです。役職ではなく、一座でもっとも人気のある役者を指します。
座長である場合が多いですが、劇団によっては副座長、二代目座長、花形などが看板役者の場合もあります。
また大人数の劇団では、複数の看板役者がいることもあります。
柝(き)
拍子木を打つことです。
開演などで緞帳が上がるとき、および、終演などで緞帳が下りるときに打ったりします(きざみ)。
連続して打ち、次第に拍子を上げていくなどします。
気っ張り(きっぱり)
劇的感情が高まったとき、俳優が、一時その動きを静止してにらむようにポーズをとることです。
歌舞伎でよく見られる見得(みえ)を切ることと同じ意義です。
木戸(きど)
劇場の入り口。観劇料を払う受付けのことです。
また大道具で屋内と屋外、庭と通りなどをはっきり分けるための戸のこともいいます。
基本、客席から木戸の裏手の役者が見えるように、格子戸となっています。
木戸銭(きどせん)
劇場の入場料金のことです 。
侠客(きょうかく)
昔のやくざや、やくざの屋敷を指します。
任侠を守って渡世する人々、町奴、博徒なども含みます。
狂言(きょうげん)
お芝居の演目のことです。お芝居が2本立ての場合は、最初の出し物を「前狂言」、後のメインの出し物を「切狂言」といいます。「外題」と同じ意味です。
兇状(きょうじょう)
犯罪のことです。芝居では人殺しであることが多いです。
切餅(きりもち)
一分銀100枚(25両)を四角形に紙で包んで封じたもの。
形が切餅に似ているので、秘密の取引の際などによく隠喩として使われます。
口立て(くちだて)
完全な脚本がなく、おおよその筋だけ立てておき、俳優どうしが口頭の打ち合わせで芝居をまとめていくことです。
大衆演劇ではわずかな口立て稽古で本番に臨むという旅役者独特の風習があります。
廓(くるわ)
江戸時代の吉原のような、周囲を囲いで仕切られた、遊女屋が集まっている遊郭や場所のことを言う。
景(けい)
芝居の場面の事です。場と同義です。
劇団幕(げきだんまく)
劇団の名や座長の名が大書きされた飾り幕のことです。
ショーの際などに舞台奥や脇に吊ります。ほとんどがファンからの贈り物です。
化粧(けしょう)
大衆演劇のトレードマークである役者さんの白塗り化粧のことです。
役者にとっては芸に劣らずとても重要視されるものです。
役者たちは芸と同時に、それぞれの化粧の個性を競い合うが、座長にどことなく似てしまうことが多く、結果的にそれが一座独特の化粧となっている。また他の劇団の座長や花形に憧れて、似たようなメイクを施すこともある。
化粧の順序は、まず羽二重(はぶたえ=かつらを被る際に、頭に巻く絹地の布)をぎゅっと締めて白粉で地塗りをし、目、眉、鼻、唇などの順に顔を描き上げ、かつらを着ける。慣れている役者さんはわずか数分でこの全行程を済ませてしまう。もちろん、すべて自分で仕上げる。
外題(げだい)
お客向けの芝居の題名のことです。
原作のある芝居でも、劇団の芸風によって内容が変わるので、内容に合わせた題名を外題とします。
剣劇(けんげき)
刀で斬り合う場面を興味の中心とする演劇のことです。
口上挨拶(こうじょうあいさつ)
幕間の挨拶のことです。
主に座長が、観客へのお礼と、翌日の外題の予告、劇団グッズの販売などを行います。
役者の劇中とは違った一面を見ることのできる時間でもあります。
香盤(こうばん)
全ての役者のショーでの演目や、芝居での役を記したもの。プログラム、観客座席表のことです。
こけら落とし
劇場が新築・改築をして初めて行う興行のことです。
子役(こやく)
子供の役者のことです。大衆演劇では、おしめもとれていない幼児が舞台に立つことも珍しくありません。
主に座長の子供が芝居やショーに出演します。
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